2023年6月11日放送の【健康カプセル!ゲンキの時間】で、「1年を健康に過ごすカギ!梅雨の3大トラブル改善法」について紹介されました。
梅雨の時期には、倦怠感や頭痛、気分の落ち込みなど、身体の不調を感じる人が多くいるそう。
梅雨の3大トラブル「梅雨痛」「梅雨うつ」「梅雨バテ」の原因と対策法を、日本ではじめて気象による体調変化の外来を立ち上げた「天気痛ドクター」佐藤純さんが教えてくれました。
梅雨に体調を崩しやすい人は、続けて夏バテ・台風による体調不良といった負のスパイラルに陥りやすいとのこと。
つまり、1年を元気に過ごすには、梅雨の乗り切り方がポイントとなります。
1万人を治療した天気痛ドクターが教える 「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本
「梅雨痛」の原因と対策
「梅雨痛」(つゆいた)とは、天気が悪い時に 肩こり・腰痛・頭痛・古傷がうずく等の痛みが出ること。
天気が悪い時に痛みが出る人は、日本で約1000万人いるそう。
「梅雨痛」の原因は、気圧の変化と自律神経
梅雨時に気圧が上がったり下がったりすることが「梅雨痛」の原因。
気圧とは、空気の重さが生む圧力のこと。
気圧の変化により自律神経のバランスが乱れることにより、身体のあちこちに痛みが出ます。
子供のころから片頭痛がある人・乗り物酔いしやすい人は内耳のセンサーが敏感で痛みが出やすいそう。
「梅雨痛」の対策法『くるくる耳マッサージ』
内耳の血流やリンパの流れを良くして、センサーの過敏さをおさえる『くるくる耳マッサージ』のやり方は以下のとおり。
『くるくる耳マッサージ』のやり方
①耳を軽くつまんで上・下・横に5秒ずつ引っ張る
➁耳を外側に引っ張りながら5回ゆっくりと回す
③耳をたたむように閉じて5秒キープ
④手のひらで両耳を覆い、後ろに5回まわす
→1日3回(朝昼晩)行う
「梅雨うつ」の原因と対策
「梅雨うつ」とは、梅雨の時期に「気持ちが晴れない」「やる気が起きない」など、気分がどんより・イライラすること。
「梅雨うつ」の原因は日照時間
「梅雨うつ」の原因は日照時間が少なくなることで、しあわせホルモン「セロトニン」の分泌が少なくなること。
またセロトニンは、約14時間で眠気を促すメラトニンに変化します。
セロトニンが減少するとメラトニンもつくられず、睡眠不足でうつや気分の沈みが増すことに。
曇りや雨の日でもカーテンを開けるのは有効!
「梅雨うつ」に効果的な『トリプトファン味噌汁』の作り方
セロトニンの材料となる『トリプトファン』を朝摂ることが「梅雨うつ」には有効。
トリプトファンの多いかぼちゃ・ほうれんそう・ツナを使った味噌汁の作り方は以下のとおり。
トリプトファンは大豆にも含まれており味噌にも豊富!
「梅雨うつ」撃退!『トリプトファン味噌汁』の作り方
<材料(2杯分)>
・かぼちゃ 120g
・ほうれんそう 40~50g
・ツナ
・水 300ml
・味噌 大さじ1
<作り方>
①かぼちゃを8mm幅の一口大に切る。
➁ツナ缶の油でかぼちゃを炒める。
③全体に油が回ったら水を加え、沸騰してから3分ほどかぼちゃを煮る。
④かぼちゃがやわらかくなったら、ゆでたほうれん草とツナを加える。
⑤最後に味噌を溶かし入れる。
ツナの油で調理するので、だしを取らなくてもOK!
「梅雨バテ」の原因と対策
「梅雨バテ」とは、梅雨の時期に疲れが取れない・倦怠感があるなど夏バテのような症状。
「梅雨バテ」の原因として注目されているのが、腸。
腸は『第2の脳』とも言われ、腸と脳・自律神経は互いに影響しあっています。
ストレスを感じるとお腹が痛くなったり便意をもよおすのは、脳が自律神経を介して腸にストレスを与えるからなんだそう。
腸の働きをアップさせる!「梅雨バテ」改善に有効な食材
腸の働きをアップさせる「梅雨バテ」改善方法で大切なのは、毎日の食事。
「梅雨バテ」改善に有効な食材
・ねばねば系の食材・・・めかぶ、とろろ、なめこ等
・キウィフルーツなどの熟した果物
→水溶性食物繊維が多く含まれるため、腸内の善玉菌のエサになり、よい状態の便を作って排出しやすくなる。
「梅雨バテ」対策の『腸ひねり体操』
腸ひねり体操のやり方
①仰向けに寝て両足をそろえ、ひざを立てる。
➁ゆっくり息を吐きながら両ひざをゆっくりと右に倒す。
※この時、ひざを倒したのと反対側の肩が浮かないようにする。
③ゆっくり息を吸いながら、ひざを元の位置に戻す。
④反対側も同じように行う。
*起床時・就寝時に1分行うと効果的!