2023年6月1日放送の【あしたが変わるトリセツショー】で、「簡単!あなたのタオルが大復活★ふわふわ&くすみ解消ワザ」について紹介されました。
タオルのふわふわを長持ちさせる”水多め”洗濯のやり方
タオルの吸水性やふわふわの肌触りの秘密は、パイル(わっかになった糸)。
パイルはとてもデリケートなので、洗濯のとき他の布との摩擦で傷ついてしまいます。
しかしながら、大手生活用品メーカーの研究で、洗濯の時の水量を増やすことで、布同士の摩擦が減り、傷みをおさえられることがわかりました。
タオルのふわふわを長持ちさせる「水多め洗濯」のやり方(パイル・プロテクション)
<たて型洗濯機>
①「標準コース」で洗濯スタート→自動で水量が設定される
➁「一時停止」ボタンを押す
③「水量」ボタンを押して水を増量 ※目安:自動設定された水量+10Lほど
<ドラム式洗濯機>
洗濯コースを選ぶ時に「高水位」「水多め」など、水量を増やす設定を選択
※水量調整できない機種の場合:タオルを洗濯ネットに入れて摩擦を抑える。
水を増やすことでかかる費用は、毎日洗ってもひと月で200円ほど!
ゴワゴワのタオルをふわふわ&吸水タオルに再生させる洗濯のやり方
ゴワゴワになったタオルは、表面のパイルがペタンと寝て固まった状態になっているため、水分を吸収しにくく、肌触りも悪くなってしまっています。
パイルの繊維にはもともと植物由来のアブラが含まれていますが、洗濯を重ねるうちにアブラが抜けていき、水でくっつきやすくなってしまうことで、パイルが寝て固まってしまうのがゴワゴワの原因。
このループを元の状態に戻して、ふわふわ&吸水タオルに復活する方法は以下のとおり。
月1回でOK!タオルをふわふわに再生させる洗濯のやり方(パイル・リボーン)
①洗濯用せっけんを適量入れて、標準コースで洗濯スタート
➁すすぎが始まったら一時停止し、酢を洗濯槽に直接入れる。
※酢を入れる量のめやす
・縦型:水1Lあたり1mL
・ドラム式:入れたせっけんの約半分の量
③酢を入れたあとは、いつも通り脱水・乾燥まで行う。
月に1度、せっけんと酢で失ったアブラを補給しましょう!
タオルのにおい・くすみをなくす方法
洗っても落ちないタオルのにおい・くすみの原因は、パイルの根本に繁殖した菌のバリア。
これらの菌の多くは熱に弱いため、熱湯10分で菌のバリアをクラッシュするのが以下の方法。
タオルのにおい&くすみを撃退する方法(パイル ボトム クラッシュ)
①沸騰したお湯・耐熱容器・タオルを準備する
➁耐熱容器にタオルと、タオルが浸るくらいたっぷりのお湯を入れる。
③そのまま10分放置する。
④お湯を捨て、洗濯機でいつもどおり洗濯する。